僕は犬になりたい

2001年生まれ。男。大阪。趣味読書。フラフラすること。

どうにかこの深淵から抜け出せねば

どうにかここから抜け出そうと必死でもがいているのに、どうにも空回りを繰り返してドンドンー周りを遠ざけてしまうし、周りも遠ざかってしまう。

もう少し立派な人間になりたかった。もう少し結果を出したかった。歴史に名を残すような人間ではないと気づいてしまった。

車でぶっ飛ばしていれば嫌なことを忘れられるから好きだった。必死で作業のようにやるべきことをやれば忘れられるから好きだった。でもそれでは自分の根本的な弱さには勝てない。忘れることで進化はしない。多くの人がそうであるように、向き合わないで、あるいは今の自分を受け入れるということが、どうやら出来ない。

苦しい。この際だから、すべて諦めてどこかに行ってやろうかと思うくらいだけれど、逃げることも出来ない。ああ今更遅いのだ。すべての選択が無駄だったように感じる。なにもそれだけが全てでは無い。というふうに言う大人がいるが、私にとってはそれが全てなんだ。

どうすれば、いいのか。夢を叶えれば今の自分を変えられると、その過程が私を成長させてくれると信じてここまで来たのに、夢は叶わない。夢は叶わない。そのことは、きっとわかっていたのに、わかっていなかった。もしかしたら出来るのかもしれない。幸せな人間が行けないのではないけど、幸せな人間が憎い。でもそう思う自分が一番憎いのだ。人としてけして許せない。

自分の弱さを自分が許せないのに、自分が弱いから、どんなにして私は私を受け入れられるか。

そこで私は考えた、例え苦しくて生きているのもしんどくても。とことん自分の弱さに向き合ってやろう。とことん人には優しく強い人間を目指そう。きっと私には今それが必要なんだ。自分の弱さを許す必要なんてない。弱さに打ち勝つ強さを持つことが大切なんだ。それが足りないから、女やスピードに逃げるんだ。けしていけないことではないけれど、こんなでは僕自身がいつまでも弱いし凡人になってしまう。非凡でなくては行けない理由なんてないけれど、私は普通には生きられない。普通だと認めたくない。だからトコトン普通じゃなくていてやろうと思うんだ。どこまでも尖って生きていく。それが社会で生きていけないなら死んだっていい。その方がよっぽど本当に生きてるじゃないか。