僕は犬になりたい

2001年生まれ。男。大阪。趣味読書。フラフラすること。

意味がなければ、存在しなくても良い

意味がないなら、存在しなくてもいい。

これは、僕を常に悩ませる議題の一つだ。生きていることに意味はあるのか。人が生きる答えが、本当にあるのか。これは、本当にずっと僕を悩ませている。

もし結論が答えだった時、人の人生における結論は「死ぬ」ということに他ならない。もはや私達はいつか死ぬ事を許容していなければ、最後に絶望があるという悲しい物語を歩まなければならなくなる。

その時に私が考えたのは、この物語に意味があるかどうかだ。意味のない物語をいつまで続けても仕方ないのではないか。と、考えてしまう。

しかし、だ。多くの物語に意味などない。作者が面白いんじゃないか!と想像した妄想を文字にしているに過ぎない。(この技術や感性には感服するが)要するに意味があるかないかではなく、面白いか、奇跡が起きるかどうかである。

じゃあこう捉えることもできる。面白かったり奇跡が起きることが、物語の意味なのではないか?たしかに、そうとも言える。じゃあ自分の人生には奇跡や面白みはないから、やはり価値がない。

たしかに、今度本当に自分の人生が本ならそうかもしれない。でも自分の人生の読者は他でもない自分自身だ。ベストセラーになりたい人はもちろん有名人になれば良い。しかし、そんなことは必要ない。もっともこの物語をよく知るあなたが、この物語を楽しむことが大切なんじゃないか。と私は思う。

 

私の人生に特に意味はないけど、次どんな事があるのか、不安だし、楽しみだし、怖い。でも時間が流れれば、死という絶望が近づいてくる。絶望を退ける勇気を持ちたい。(ブライト・ノアをリスペクト)